適度にゴーイングマイウェイ

 お久しぶりですね。もうブログの存在忘れてたやろ?かく言う俺も意識の枠から外れかけとったわ。

 前のブログ更新してから約90日が経つみたいです。と言っても書くことがなかったり思いついても最後まで書けなかったりしたってだけで、別にこのブログを黒歴史扱いしてるわけではないのです。書きたくなったら書くし、書けない時は書かない。それでいいんだ多分。

 さて今回は高校時代の友達で、当時も今も面白いと思える数少ない旧友の話をしたいと思う。そいつはM上君と言って、高2から2年間同じクラスだったのだが、こいつの何が面白いかっていうと自分の本能に忠実であるというところである。

 俺らの学年にはとても怖くて理不尽な英文法のY先生という教師がいたんだけど、M上はこの教師の出す課題を平気でやらなかったり、忘れたりする。ここまではまぁありがちな話だけど、M上の面白いところはちゃんとその教師に対して恐怖心を持っているところである。平気で課題を忘れたり予習を怠ってきては、開き直るでもなく反抗するでもなく普通にオロオロしながら教師の怒号を浴びる。ここが反抗期のヤツとか、こんな怖い先生に反抗するオレカッコいいと思ってるイキリ野郎とは違うところなのである。一回M上に「お前なんでYのこと怖がってるのに課題そんなポンポンやらないでくるの?普通に怒られるのイヤじゃね?」って聞いたら「いや〜怒られるのはイヤなんだけどそれ以上に課題めんどくさいんだよね。横浜DeNAの試合見てたら眠くなったから風呂入って寝た。さっきのYマジで怖かったわ…」って真顔で言ってのけた。その時コイツはとにかくストレスになることは避けて本能のままに生きてるんやなぁと思ってその自由奔放さとある意味の図太さを羨ましく感じた。

とにかくコイツは自由気ままなんだ。

受験期図書館でみんなピリピリして勉強してる中で俺に「なぁ平澤今日夜ラーメン食いに行かね?」なんて普通の声の大きさ(ちなみにM上は常人より普段の声がちょっと大きめ)で話しかけてきたり、冬休み中クラスの仲間は8時とか9時くらいに弁当持ってきて夜まで勉強してるのにM上は11時ごろ来て実質15分くらいしか勉強してないのに「腹減ったから帰るわ」って言って12時ごろ1人で帰ったりするとか、お前は我慢って言葉を知らんのかってくらい思うような生き方をする。でもこれらの行為は人に迷惑をかけようとか、またはなんか面白いことしてやろうとかいう気概が一切ないのだ。そこが嫌味なくてなんか微笑ましいし、面白い。コイツは自然体そのものが面白いのだ。

こういう風な生き方をするのはなかなか難しいし、これから先ずっとそのまま生きていけるかはわかんない。でも俺はM上の生き方が面白いと思うし、俺も出来ればそういう風に生きてみたい。人生を歩む上で自分の思うように生きられるというのはこの上なく理想的だと思うから。人に大きな迷惑かけない程度に自由気ままで生きたいな。

 

M上は一浪の末東京の大学に進学した。そいつがインスタに投稿するものと言えば、DeNA戦の観戦か草野球かラーメンの話題ばっか。投稿の頻度もまばらである。たまに会う時も、口調や比較的大きめな声も変わらない。東京行ったのに全然いい意味で変わってなくて安心する。東京に行った自分が偉いと勘違いした奴とは大違いだ。さすがM上。そのままでいて欲しいなぁ。図書館とかでは声のボリューム落として欲しいけど…。普通にお前の声図書館中に響くねん。声割とデカいから。